2017年5月28日 (日)

カンテ コンクール 2日目

2日目の夜はお客が少なかった。カミさんはテアトロにオペラを見に行ってしまったし、町のああちこちで野外のコンサートが行われているからだ。今回も5人の出場予定が3人のみ。これって何?申し込みしたのは何の為?よく解りません。こんなの初めてかも。今回は3人とも女性です。

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1. Rocio Belen Cuesta (20歳) Almonte (Malaguena,Caracole,Siguiriya)
高い音域で歌われ上手い歌い手です。が、幅が狭いのでカンテは上手いのだがそれだけで、搾り出すような歌い方は1本調子に聴こえてしまう。どれをとっても同じに聴こえてしまう。実を言うと3人共同じスタイル。

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2. Lucia Beltran (15歳)Triguero (Alegrias,Granainas,Tona)
前の人より音域が下がって聴き易くなったのだが、歌い方は同じ。トナでは(あれ?リブレの別の曲?)と思ったけど、途中からは普通のレトラ。サエタ唄いでは無い気がするけど、トナ?ねぇ。よく解りません。

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3. Almundena Mateo (?)Palo de la Frontera(Solea Apola,Mirabras,Fandango)
この人はやっぱり高い声で搾り出す絶叫型。こう云う歌い方は本当に多いのだ。今売れている歌い手が殆どそうだからだろうか?全部直線的に聴こえてしまって、うねりが感じられない。圧倒的な声量を誇り、息継ぎの長さだけが勝負、みたいなね。でもそう云うのはファンダンゴでは受けるみたいだ。何でこうなったんだろうね?個性が感じられないんだよな。

ギタリストはPao Leliは1回も弾かなかった。全て同じギタリストAntonio de Cadezという人。全員聞いた事の無い土地の人で同じ地域なのかも知れないね。同じ歌い方と云うのも納得できる。上手いけどセンティードが感じられないギターだった。

翌日も仕事があるので直ぐに帰って整理しなくちゃならない。忙しいのだ。これから日曜日は2日間塞がる。いよいよフェスティバルのシーズンにも入るし、マドリにも行かなくてはならない。体調に気をつけ無くちゃね。

 

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Afcionadas

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パキーリのグループ、マヌエルとロレンソが唄うのをビデオ撮りの為に出かけた。昨日と打って変わって人が少ない。セントロから外れると人が来ない。近所の人達でも通り過ぎてしまう。

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何時もガジョでやっている仲間なので珍しくもない、それにロレンソの唄が嫌いなので楽しくない。近所のおばあさんやおばさんの中にフラメンコが好きな人がいてブレリアに反応する。ついには歌いだし、踊りだす。

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その顔がね良いんだよぉ。実のところこう云う顔を撮りたかった。FaceBookなんかには有名なアルテスタの顔が多い。そう云うのより自分が撮りたいのは普通の人達の活き活きした顔。これまで中々撮れなかった。

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アンダルシアの年寄り達の顔って個性的で面白い。それに自然に体が動き出してしまうアフシオンが素晴らしい。取ってつけたような、振りじゃないもの。上手い下手なんて大した事じゃない。035

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2017年5月27日 (土)

Rumba?

"I Ruta Gastromica"がモロンで開かれている。これは味に定評のあるバルやレストランがピックアップされ、其処を食べ歩こうという街の企画で催されている。其処では様々な企画がされフラメンコもその一つと云うもの。

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金曜の昼バルに行ったら何時も閉まっていたワインバーだった。既にお客で一杯。此処はワインのストックもあり、モロンじゃ珍しいバル。狭い中小さなスペースを確保して準備したのは古くから知っているセルヒオの若いグループ。セルヒオはPaco Leliの弟子で今やプロのギタリスト。あちこちに出かけて演奏してるみたいだね。最初会ったときまだ子供だったのだ。Dani de Utreraはフェステーロみたいだけど?後は初めてのギタリスト。セルヒオはギターじゃなくカホン。これがかなり上手かった。モロンにはこう云うグループが一杯あるのだ。カルナバルを含めると相当多い。

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演奏は全部がルンバ。色んなのが出てくるけどルンバはRumba。段々聴くのが辛くなる。ギタリストがルンバしか弾けない訳じゃない。合間の指慣らしはモロンのブレリアのファルセータ。そのブレリアは皆無。自分も含め日本人のフラメンコ好きはルンバがフラメンコとは思えない人が多いと思う。だからルンバがフラメンコと言われると戸惑ってしまう。でも実際にフラメンコに関わりの無いスペイン人にとってフラメンコってルンバかセビジャーナスを指すのだ。日本から見るとアンダルシアはフラメンコと思うかもしれないけど、そんなに甘く無い。実際フラメンコってほんの僅かと云って良いのだ。フェスティバルやペーニャ、テアトロなど触れられる場所が限られている。昔はフィエスタが普通にあった時代とは違うのだ。

ヘレス以外では皆こんなものだというのはフェリアを見ればよく理解できる。カセータで大音量で鳴っているのは殆どルンバだから。こう云う事からして、カンテプーロなんて何処の世界?だもの。また今日もお付き合いでそう云うの見なくちゃならない。Ofuuuuu....

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2017年5月24日 (水)

夏の始まり

モロンの周辺のカンポでは向日葵が最盛期を迎えようとしています。いよいよ夏の到来です。我が家ではこの前今年初めてのガスパチョを作りました。今年はシンプルにトマト、ニンニク、パンだけです。トマトで味が左右されるので中国屋のトマトを使いました。普通1kg1ユーロもしません。しかし7年も使ったミキサーがとうとう壊れた。今年最初のガスパチョはそれでもなんとか作れて味もまぁまぁ。これから夏中作ることになるので早速ミキサーを買い換えた。

カミさんと夕方散歩がてらレタマレに行く。もうカレコレだ出ているからだ。カラコレは店によって味が違う。何処が美味しいカレコレをだすのか?モロンの人達は解っている。レタマレはその1軒で、殆どの人はこの時期カレコレを注文する。今年はまだ小ぶりで大きさも揃っていないけど味はまぁまぁ。隣にきたのはモロンに住み始めての顔見知り。83歳のJose Luis.。唄うのは知っていたけどよく聴いたこと無かった。話がカンテになると歌いだした。これがねぇ、良い味なんだよ。Juan Villar,Pepe Marchna.あの揺さぶるカンテボニートの歌い方がそっくり、「Pepe Marchena es Maestoro Maestoro」って言うだけの事はあるね。言っておくけどアフシオナードのカンテとしてだよ。舞台の上にのっかるカンテじゃないの。でもねこう云うの聴けるなんてね、モロンは良いところだよ。住んでいないと気が付かないから、ちょっとモロンに来ても本当に何もありません。やっぱりヘレスのほうが良いですよ。

あぁやっと夏が来たぁ!!

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2017年5月22日 (月)

Marcelo Sousa

Jeronimoさんが迎えに来てMairena del Alcorに行った。友達の新譜発売コンサートがあるらしい。Aaraharでバイレ コンクールのsemi finalを見に行く予定だったけど、この場合友達優先になる。Marcelo Sousaの名前は知っていたけど、どんな歌い手か見当もつかない。
マイレーナの歌い手はこれまでもCalixto Sanchezを始め何人も見てきたけど、好きな歌い手は誰もいなかった。所謂マイレニスタの歌い方、Antonio Mairenaの流儀。しかしどれも上手いカンテながらタダそれだけで、この前のカストゥロもそうだけど、鼻につく歌い方で好きでは無い。なのでJeronimoさんの友達だけど全然期待していなかった。Antonio Mairena自体フリオだと云う説もあるけど、自分はそうでは無いと思っている。レコードでは解らないけどモロンのライブ録音なんか聴くと結構熱いのだ。

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発売コンサートって普通アルテスタの紹介から始まるのだが、幕開けから唄われ、(これコンサートじゃないの?)と思った程。そしてカンテはと云うと、今まで聴いたマイレーナの歌い手とは違い、正統なプーロの歌い手だな、と思った。声質は普通だと思うけどね、マイレーナ流の端整な歌い方だけど熱いのだ。それにマチョなんだね。最近マチョな歌い方をするカンタオールなんて少ししかいない。朗々と唄うだけで、何も感じられないのが多い。。

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次に司会から友達2人とMarcelo自身の話があった。

040Marcelo Sousaってこんな歌い手だったんだ?まあぁ日本じゃこう云う歌い手なんて知らないものね。聞いた事なかったもの。いやぁ得した気分でした。いるんだねこう云う歌い手がまだ。Marceloは画家で若い頃からモロンによく来ていてDiego del Gastorをはじめアルテスタとの交流があったそうだ。

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Marcelo Sousa y Antonio Centenera
(Mariana,Solea,Guajira,Siguiriya,Buleria,Tona)
ギタリストは2人だったけど殆どAntonioが弾いていた。CDも彼の演奏。MarceloはCDより生のほうが良い歌い手だと思う。逆もあるからね。

帰りに随分待ったのはJeronimoさんがMarceloと写真を撮りたかったからだ。結構ミーハーなんだな。Marceloは舞台上の厳つい感じとは異なり柔らかで良い人みたいだった。そして思ったより小柄な人、舞台では大きく見える。この前のカストロの10ユーロなんて比べたら雲泥の差。あっちはタダでこっちは10ユーロの価値がある。逆にタダだったけど。皮肉だね。

電話があって帰りにRamiraJose Luisさんの別荘に寄ることになった。友達夫婦も来ていて食事を一緒にする。Jose Luisさんとも顔馴染み。

唯一の難点は食事が終わってからの御喋りが長いのだ。スペイン人の御喋り好きは半端じゃない。機関銃の様に早口で喋りまくる。話題には尽きない。これが苦手なんだ。自分は余り御喋りが好きじゃないし、ましてスペイン語が殆ど聞き取れない。4時間もそうしているとかなり参るね。最近では少し慣れたけど、帰ってやらなくちゃならないことがある時はちょっと困る。フラメンコやっているのなら平気なんだけどね。

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2017年5月21日 (日)

VI Concurso Cante Flamenco para Jovenes dia 1

今年もモロンの若者の為のカンテ コンクールが始まりました。優勝者には賞金と今年のガスパチョに出場できるのです。

第1日目は3人の出場者。後2人は仕事で来られないそうです。アンダルシアではコンクールより仕事のほうが優先するみたいね。コンクールはついでにやるのかね。

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1. Fina Colmenero (26歳) Jaen (Granainas,Solea,Tiento y Tango)
声量があり、上手い、けどそれに頼って全部が同じ。全部がそうだったけど声に幅が無い。これは何も今のカンテではプロも同じ。云ってみればこんなのばっかりって事。それでも1日目では一番良かったのです。

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2. Juan Miguel Calvillo (22歳) Lucena (Malaguena,Solea,Tiento y Tango)
初めてコンクールに出るみたいで、父親がビデオを送ってくれだの、あれこれ注文が多い。当然俺に言われても出来るわけも無いしね。肝心のカンテはレグラー、まだまだもっと勉強しなくちゃね。

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3. Armando Mateo Herrnandez (29歳) Estepa (Graninas,Serrana,Alegrias)
時間に遅れ着いたのが前の2人が歌い終えた時。それから準備の為待たされた。でも本人は平気。バルで一杯やろうとしている。流石に司会にせかせられ舞台に上る。Serranaで審査員と一悶着。歌い方がリブレに近いと認められないのだ。肝心のカンテは普通。つまらない。

全員に云えるのだが誰も訴えるものを持っていない。上手くても何も感じないのだ。個性も感じられない。でもね、これは彼らだけじゃないからね。今の歌い手って、こんなのばっかりだから。テクニックと声量、息がどのくらい続くかしか勝負できない。センティードなんて望むべきも無いのが実情。
でもね、こう云うのを見るのも自分の感性を磨くのに役に立っているんだ。日本じゃ日本人しか見ない、見てもスペイン人の一流所しか見れないし、見ない。こう云うの見ると何処が違うのかはっきり解るしね。良いものしか見ないのは偏った見方しか出来ない。スペインに住んでいるから言えることかも知れないけど。でも疲れるよー、こう云うの見るのって。

フラメンコってカンテだってよく言われるよね。アンダルシアに住んでいるとそれがよく解る。でも日本で考えるカンテって殆ど踊り伴唄のカンテじゃない?。大体ソロのカンテなんて踊り手は見に行かないでしょ。カンテってこっちではソロのカンテを指す。いくら踊り伴唄で仕事が多くて金稼いでもカンタオールとは認められないのだ。ソロで歌ってこそのカンテだもの。コンクールで名を売って表舞台に出て行くのが早道なんだ。でも年々レベルが下がっていってガッカリ。次に期待するしかない。言うまでも無い事だけど日本人とは比べ物にならない程上手いよ皆。

 

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2017年5月19日 (金)

Feria de Caballo

Jeronimoさんの家でお昼をご馳走になり、一休みしてヘレスに行きました。毎年のように来ているので車も近くに止められました。ヘレスは何時もの様に遊園地が大きいです。

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ヘレスのフェリアはセビージャにみたいに閉鎖的では無いので良いのです。セビージャは規模は大きくともカセータは殆どプライベートで一般客は入れない。その点ヘレスは開放的。人も気さくで良くいですね。

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カミさんが来る目的は一つだけ。ただ踊れればよいのです。早速公共のカセータの踊りの輪の中に飛び込んで行きました。カミさんの様に下手でも何でも踊れさえすれば満足というのは他のフラメンコの日本人では余り見かけませんなぁ。音楽が鳴って体が動かせれば良いのですよ。その為かなりハラハラされられることもあるけど、楽しけりゃそれでいいの。

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ヘレスにはPena Flamencaのカセータも多い。それらは大体同じ街路にあるので覗いて歩く。
Tio Jose de la Pauraでまもなく始まりそうなので待っていた。若者3人のグループ。最初侮ってたけどどうしてどうして、結構上手い。カンテも聴かせるタイプと乗せるタイプでギターも中々。ヘレスはブレリアだ。ブレリアになると次々と入って来る。それは見たカセータ全てがそうだった。子供から老人まで普通の人達が普通にブレリアを踊る、周りはパルマ。如何に生活にフラメンコが根付いているかわかるよね。さっと踊ってさっと終わって引いていく、いいいねぇ。何時までもダラダラ踊っていないのだ。

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隣のLa Buleriaのカセータはさっき見たときガラガラだったが、超満員。人を掻き分け入ったらJanilloloのグループが始めるところだった。此処でカミさんが昔お世話になったホテルのオーナーと偶然会った。モロンに住み始めて直ぐにカミさんはヘレスで仕事を始めた時の事。偶然てあるよねぇ。此処はギターもカンテもレベルが上だった。上手い事演奏者の前面に出れたらJanilloloがこっちを見つけてウインク。此処では80歳過ぎのおばぁさんも踊った。

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ぶらぶらしてたらDomingo Rubichiが通りかかったので「何処へ行くんだい?」「Los Cernicalosだよ。一緒に来いよ」で付いて行った。忘れてたけど今日あるのは知っていたんだ。タイミングよかったなぁ。Cernicarosにはセビージャの踊り手萩原淳子さん夫婦も来ていて同じテーブルに座らせてもらった。旦那さんはプロの写真家でパセオにも乗っていて見ていたし、前から顔見知りだった。Domingoの息子は10歳になったんだって。舞台でカホンを叩いていてDomingoが気付かって微笑ましい。Evaは本当に上手く大きくなったねぇ。今やヘレスの代表クラスだもの。他のメンバーの名前は知らないけど、結構有名らしい。そう云うのは無知だからね。

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終わったらグループが並びのテーブルに座った。これ以上居ても疲れるだけだし運転もしなきゃならない。「モロンに帰るよ」「運転は気をつけなよ。ゆっくりな」とドミンゴが気を使ってくれた。実際帰り道は真っ暗な道を高速で運転することになる。眠くなったら終わりだからね。丁度良い時間に帰ってきた。来年もこの時間帯なら問題なしだなぁ。さっと行ってさっと切り上げてくる。ヘレスのブレリアみたいに。

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ヘレスはやっぱりいいね。フェスタのブレリアが普通に出来るのはヘレスくらいしかないんじゃ無いかね?普通の地面に着いたフラメンコが見れるのはね。比べるとモロンは何もないね。だからヘレスに行った方が良いです。

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2017年5月17日 (水)

新譜発売記念コンサート


Paco Amparo
の新譜の為のコンサートがセビージャのクリスティーナオヨス経営のMuseo de Baile Flamencoで催された。会長のディエゴ達と会場に入ると、後から続々と人が入ってくる。この主催者はSimon Suizaで招待客のみ、でも電話予約で出来るので誰でも入れる。シモンは大金持ちなので来るお客もセビージャのセレブが多い。でも名前は知らなくても皆顔見知りで向こうから挨拶してくれる。シモンにしてももう8年前からの付き合いなので普通に話してしまう。俺にとっては金持ちだろうが関係無いからね。

会場にはLis Pena井山直子さんも来た。昨日着いたばかりなんだって。Juan del Gastor夫妻、Monolo Flores、モロンからもPaviaをはじめ大勢来ていた。モロンは皆知り合いだし、友達だから気が楽。「こいつはモロネーだよ、ハポネじゃないよ」だって。やっとなれたのかねー?

031こう云うコンサートで一番興味があるのはCDと生演奏の違いだ。そのままの曲をどう弾くのか?とかね。DieguitoなんかCDと全く関係ないのを弾いたりするので面白いのだ。

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Pacoはのっけからやってくれたね。CDに入っていないギターソロでSoleaを弾いたんだ。これが素晴らしく良くて(何で此のソレア入れなかったの?)と思う程。

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その後はCDと同じ曲目。編成がカホン、El Galli,Manolo Floresのパルマ、カンテはGalli.それとウッドベース。どの曲も自分にはCDより良かった。と云うのはギターがはっきりでるし、此のほうがすっきりして良い感じがする。目の前で見れるのでどうやって弾いてるのかもよく解るしね。パコは凄く安定していて、脂が乗り切っている時期かもね。変にテクニックだけじゃないのも良い。やっぱりモロンのギターなんだよ。

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モロンのコンパスはやっぱりセビージャとちがうんだなぁ、って思わされたのはお客を見ていてだけど、上手く取れないんだね。ヒタノだったら違うと思うけど、俺達はそれが普通に思ってたけど、それを感じたね。

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途中でシモンの挨拶があり、パコにギターが贈呈された。

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パコの弟子のIsrael Amayaがブレリアを弾いた。此の曲は5番目に入っているものだが、Israelが弾いてるとは思わなかった。Diegoの典型的なファルセータで、ちょっと前までは(此の子大丈夫かいな?)と思った程なんだけど、なんとビックリするほど進化していた。弾く表情が彼ら一族(Diego del Gastor)の特徴が出ている。弾くものにもそれが現れていた。後で「お前いくつになったの?」「16歳になったよ。一つ歳とったんだ」だって。会場には両親もきていた。Gitano,GitanoGastorenoだ。スペインのフラメンコ達は大抵15歳くらいで一人前になるからね。

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Fin de Fiestaは会場にいた。Juan del Gastorが上がり唄い踊る、最近Juanはこっちだものね。129
Nano de Jerezも来ていて唄いました。やっぱり上手い歌い手です。

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最後はIsmaelの弟の少年が声変わりのしてない高い声で歌って終わり。パコはモロンのヒターノを育てようと頑張っている。言葉であれこれ言うより実際にやることが大事なんだ。

とても充実したフラメンコでした。行って良かったです。CDも聴けば聴く程解ってくる気がして、良いもの作ったなぁと思います。

帰りにスターバックスで一休み。スペインでもアイスコーヒーが飲めるようになったんだね。違うのはミルクを泡立てたのを入れるので中身が少ないのが残念。大きいのを頼めばよかったけど、小さいので3.5ユーロもしたんじゃね。日本じゃ当たり前の値段だけどスペインじゃ1ユーロの世界だもの。でも美味しかったです。

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2017年5月15日 (月)

Canieta de Malaga

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Canieta de Malaga
はモロンのペーニャではお馴染みの顔です。毎年呼ばれているのは、会長のディエゴが親しいからです。スペインはコネ社会なのでそのアルテスタをよく知っている人か値段が安い人が選ばれる様です。ペーニャにはPaco del Gastor,Juan del Gastorのファミリアが勢ぞろい。パコが最後まで見ていたのは珍しい事です。パコとカニエータも古い間柄です。

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Canieta de Malaga y Salazar y Antonio Soto

1部 (Solea,Tientos,Fandango de uelva,Alegrias,Tango)
舞台に上がったカニエータを見てカミさんが直ぐに「何時もと違う、体調が悪いみたいだ」と言った。カミさんは仕事柄人の体を見ているので直感でわかるらしい。けれども自分には気が付かなかった。

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第一声でそんな事は掻き消えてたもの。何と云う声の伸び、最初に思ったのは(抜き方が抜群に上手い人だ)だ。前のプエブラの歌い手に比べるとよく解る。声の強弱と違うんだ。ペジスコとも違う、云って見ればプエブラは一本調子の声だけでテクニックを披露してるだけで何も伝わってこない。カニエータの抜きにあわせてこっちの体が意図せず自然にに揺らされてしまうのだ。

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それと前置きにちょっと話すのは落語で言う枕で客をいじって乗せてしまうことが出来る。舞台の上で天真爛漫に振舞っていても長年の芸の裏打ちがあるからだ。マラガのカレーテもそんな感じがする。こう云うのは並みのアルテスタでは太刀打ち出来ないね。

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Fandango de Huelva,Alegriasはこれまで来ていても舞台に上がらなかった夫のSalazarが歌ったのだが、初めて聴いたね。カニエータと掛け合いはまるで夫婦漫才みたいだ。実際みても鳳啓介みたいな風貌だし、軽妙な動作や歌い方。おん歳サラサール86歳カニエータ83歳。声が出ないし、かすれる所も多いのだけどそれがなんとも言えない味があってとても良いのだ。カンテってタダ大声で息が長く続きさえすれば良いもんじゃない。これを聴くとそれがよく解るよ。

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Tangoはマイクを外して唄い踊った。お客はこれを望んでいるのだ。Miguel Funiもお客は彼のバイレを期待するのと同じ。しかし動きがとても83歳とは思えない程エネルギッシュ。何処から此の力が沸いてくるんだろう?声もそんじょそこらのカンタオールより通るんだ。マイク頼りの歌い手とは違うね。いやぁ!もうこれで充分で終わりだと思ってた。

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2部 (Alegrias,Fandango,Buleria,Buleria)
2部もあると聞いてビックリ。確かに普通はそうだけどね。力を使い果たしたかと思ってた。ファンダンゴがねとても良かった。Salazarのブレリアも面白かったし、やっぱりブレリアはね、別物だよね。フェステーラとも紹介されてたけど、歌い方が変化に富んでいるね。途中「レトラを忘れたわ」と言いながら即興でお客のPacoやJuan del Gastorを入れたり、レトラで客を笑わせたり自由本暴みたいだけど、しっかり芯を持っている。いやぁ!!良い物見せてもらいました。今はねこう云うフラメンコが絶滅の危機にあるんだよ。

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フラメンコを見たかったらこう云う人のを見なさいよ。チャラチャラばっかりじゃなくてさ。やっぱり年齢を経たフラメンコって凄いよね。でもね普通は年齢には勝てないの、こう云うアルテスタは稀なんだ。Miguel FuniもそうだけどCanieta de Malagaにも何時までも長生きして俺達に魅せて欲しいよね。本当に良かったです。カミさんは最初調子が悪いと見えたけど段々しり上がりに元気になってまるでミゲル見てたみたいだって。
二人合わせて169歳のステージでした。

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2017年5月13日 (土)

Manuel Castulo

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隣村のPuebra de Cazallaのペーニャでカンテのコンサートがあると云うので行った。入り口にEntoradaの売り場があって見たら10ユーロ!!?。入るのを止めようかと思った。

アンダルアの村ではお酒とフラメンコは安いのが相場。モロンではどんな有名でも(例えばArcangelとか)ちょっと高いとみんなそっぽを向く。どのくらいの値段かと云うと15ユーロを超えたら引いてしまう。フェスティバルでも25ユーロになるとモロンじゃ絶対行かない。フェスティバルは有名アルテスタが何人も登場するし、規模も大きいから仕方ない。それでもポターヘなんかは高いと地元民には不評なんだ。ポターヘはワインもポターヘも提供されるのにね。

まして無名の単独のアルテスタが10ユーロも取るなんて非常識。でもこれはペーニャが行き詰まっているからだと思う。若い人達は会員にならず年寄りばかりで年々減って行くからね。でも精々5,6ユーロならまだしも。何時も此処に来てもタダが普通で今までお金払ったこと無いのにね。カミさんが「来たんだからしょうがない」と云うので2人分20ユーロ払う。知ってたら絶対来なかった。もう此のペーニャには来ないことにした。どんな時でも会員以外は10ユーロ取るみたいだから。ガジョでも外部の人は7ユーロ取るんだけどね。

0031部は去年亡くなったJose Meneseに付いての講演。こう云うのも好きじゃない。只ペーパーを読み上げ、スクリーンに映像を写してるだけ、ぼそぼそ喋って飽きてしまう。唯一メネセの録音がCante JondoのTientosの録音。しかし何年の誰が伴奏しているのかさえ言及できない。伴奏はDiego el Gastor。そのくらい勉強しておけよな。

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2部 Manuel Castulo y Joselito de Pura
(Solea por Buleria,Tientos,Solea,Alegrias,Siguiriya,Buleria,Tona,Fandango)

030歌い始めて(何処かで見たことある)しかし最近のカンテってこんなのばっかり。大仰な身振り、テクニックだけ見せて、(どうだ上手いだろう)と言わんばかり。でも何も伝わってこない。こんなのにがぎってカンテの前置きが長い。全部が同じテンション。モロンにガジョに来るアグスティンよりちょっと上手いくらいだけど思い出してしまったよ。同じタイプだもの。終わったと思ったら又歌いだした。Fandango.やっぱりね、そうだと思ったよ。ファンダンゴ唄いなんだ。ファンダンゴ唄いってみんなこんな感じだもの。何で皆こんなになっちまたんだろうねぇ。これで10ユーロじゃ高すぎるよ。タダでも見たくないのに。

012しかし良い事もあるんだ。ギターのJoselito de PuraはChicranaの人だけど、オーソドックスな弾き方をする今時珍しいタイプ。カデス県のギターと云うよりセビージャ県のBaja Andaluzみたい。モロンの影響もある、カンテ伴奏が上手いギタリスト。Nino Eliazの病気中アルカラのオフィシャル ギタリストも努めた。彼が弾いたから良かったけど、変なモデルのだったら帰ってた。フラメンコギタリストはギターを立てて弾いたほうが格好がよいね。

本当に今日は車の罰金も払うし、大変な散在だったな。土曜日セビージャに行くのは止めた。高い金払って変なの見たくないもの。日曜日はガジョにCanieta de Malagaが来るからね。

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