2018年1月14日 (日)

コレクションの整理

自分の録音コレクションは地域限定(Moron de la Frontera)のフラメンコなので、その土地の人しか解らないのが多い。しかも半世紀以上前のフラメンコなので、当時を知る人も少ないし、それだけ詳しい人もいないのが実情。Fenandaなどの有名あるテスタは解るけど地元の歌い手となるとモロンでも知らない人が多いし、聴いても解らない。それは昔に限ったことでは無く、今でも自分が聴いたことの無い歌い手はこの狭いモロンにだって一杯いるのだ。

同じ録音でも聴く人に寄って「これは、どこそこの録音だ」「いや前のペーニャのだ」とか色々意見が解れる事もある。こういう物は今大事にしとかないと、いずれは消えてしまうのだ。今が多分その頃を知る人の最後の年代なのかもしれない。だから少しずつ分かる人で信頼できる人を探し出して聴いてもらい教えてもらう事しかできない。

本来は地元民のアフシオナードの仕事なんだけどね。中々其処まで考える人はいないみたいだもの。ぼちぼちやるしかないね。

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2018年1月12日 (金)

ITV (イーテーウーベー)

歳が明けると一番に車の車検があります。モロンで車検が受けられるようになって、楽になった。以前はウトレラまで行っていた。車検期日に予約に行ったら「お前ギタリストだろ?」って言われてビックリ「ただのアルムノだよ」そこで予約するのに直通電話でしなくてはならないけど、何いってんだかよく解らないので係りの人にやってもらった。(これが一番良い方法)

今朝行ってコンピューター画面で自分の番号をチェックし呼び出しを待つ。番号が表示されたらお金を払って(30ユーロ)外の待機上で自分の番号の表示を再び待つ。指定されたLineに車を入れて係員の指示に従うのだけど、此処でもスペイン語が解らないので一番嫌なのだが今年は初めから係員に代わってもらった。(スムーズに終わったなぁ)と思ってたら前輪が古いので取り換える事、と後ろの明かりが少ないので交換しろとの指示書を渡された。車検は通らなかったのだ。

何時も行くタイヤ屋で交換してもらう。ついでに明かりも見てくれるので好都合。明かりは特に問題ないよ。と言う。タイヤ交換2本100ユーロ。そのままITVに戻り受け付けてもらう。同じ様に待ち「全部新しくしたよ」と言うとちょっと見てOKが出て車検シールを自分で張り替え終わり。1日で終わるのは良いね。ウトレラではその日に終われなかったからね。

これで1年乗れる。タイヤは古くなると危険だから指摘されて良かったのだ。普通の運転で100km近くで走っているのでパンクしたら大変だもの。これまでも何度もしているからね。明日車の保険を払って全部終わる。実は保険料が一番高いのだ.。車検料が安いのには感激しるね。日本じゃバカ高いお金払ってたからね。それも3台分。暮らしやすい理由の一つだよね。

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2018年1月 8日 (月)

ぺぺ島田さんのギター

モロンのReyes Magoは雨の予測から7日の日曜日になりました。4日にミニ行列がでてちょっと見ただけ。その後本格的に風邪をひいてしまい、今日まで一歩も外に出なかった。いくら気を付けてもひく時はひくもので、どうしようもない。風邪は万病の元というけれど肋間神経痛がでて体中が痛いので寝られない。こう云う時はベットで大人しく寝てるしかない。

病気の時何時も聴くのは廣澤寅蔵の浪曲。寅蔵は子供の頃から聴いていて、今では元気になるために聴いてる。長く寝てるときに物語風の浪曲は自分には良い。

それと「Pepe y Golod」を聴いた。これも日本にいる時よく聴いてた。その時は鬼気迫るカンテとギターにただ感動してただけだった。今聴くと感じ方が違ってた。(へぇ、ぺぺさんてこう云う出し方してたんだぁ)と色々気つかせてくれた。やっぱりぺぺさんの弾き方は他と違っているんだね。カンテに対して音を投げ込む感じ(ちょっとちがうけど)カンテを拾い出していくのはよくわかる。このやり方はスペイン人でもあまり見ないね。スペイン人はもう少しスワベだと思う。ぺぺさんのギターソロも聴いてみたけどやっぱりちょっと違うなって思った。

ただしセンティードにかけては類稀なものを持っていたんだね。だからあれ程自分も含め周りを熱狂させることができたんだ。当時自分は「ぺぺ神様」の時代で取り巻きの一人でもあったけど、スペインの本当のフラメンコなんて体験も出来なかった時代で周りの偉そうに言う人達の言葉を信じてたからね。その人達が本当にフラメンコにレスペトを持っていないのが解ったのは大分後の事だった。今思うと「神様」に祭り上げられたぺぺさんは気の毒だったと思う。人を神様にしちゃぁいかんのだよ。スペインに来てそれがよく解った。

それでもぺぺ島田と云うギタリストは稀なギタリストだったのには間違い無い事だ。彼の流儀を継ぐ者は現れないだろうけど、物真似でない日本のフラメンコギターを一度は聴いてみてくださいな。

ぺぺさんのギターは殆どの日本人ギタリストのような”日本式フラメンコギター”とは違っている。この前日本に帰った時つくずく思ったもの。変わっていないなぁって。俵さんも違うけどそれとも違っていて誰とも似ていない。やっぱり独自のギターなんだね。それは例えば曲をコピーしても普通そこで終わりだけど、ぺぺさんの場合そこから自分のアイレを作り上げているんだな。アレンジにしてもどこかで聴いたようなアレンジしかないのと違い、即興で心に浮かんだのをそのままだす。その為次に同じことを弾けない。だから誰も真似できない。これ変だよ、と言うかもしれないけどもう少し奥までのぞき込んでみたら?確かに変だよ。けどねこれもフラメンコのプーロの一つではあると思うよ。

聴いてたら珍しく顔が浮かんできたね。自分が日本で滅茶苦茶に言われた理由もおぼろげながら解った。たぶんこう云うギターを目指してたんだね。今ではちょっと違うけど本質的には同じものを目指してるのかもしれない。天才と凡才の違いはあるけど。自分の場合とにかく日本式ギターから離れたかった。でもそれが一番難しいのも解っている。未だに弾いてて(今のこれ日本式だ)と思う事一杯あるもの。

Goldo Agujetaは自分の中では好きな歌い手で此の時体調不良のもかかわらず、かなり精細に歌ってたんだって初めて気が付いた。慎重にと言っても良い程にね。この時点でへレスのギターだったら違う音を入れてただろうな?とも思った。けどなんでも一期一会だからね。

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2018年1月 5日 (金)

録音のスピード

これまでもDiego del Gastorのブレリアの疾走感(ドライブ感覚)について書いてきた。けどそう云う演奏は少ない。Youtobeの録音や動画などDiegoのは一杯あるけど、其処までのドライブかかった演奏は無いと言って良い。余程全部が整った時でないとそんな演奏はできないのだと思う。

この前見つけたのはそう云う演奏で、まるで自由翻暴でつけ入る隙などない程、スピードが速くて暴走しているみたいで手が付けられない感じなのだ。繰り出してくるファルセータはお馴染みの物だけど、実際このスピードで弾いてるのだろうか?と疑問に思った。

当時の録音はテープで今みたいなデジタルではない。レコーダもアメリカ人達がその頃SonyのWarkmanを使っていたのは解っている。当然電池によってテープスピードも変わるし音程にも変化が出る。そう云う録音は一杯持ってるし、この録音もその類かと思ったのだ。

そう云う時判断の材料はカンテの響きが一つにはある。けどこの録音はFernandilloで違和感が見られない。音程を変えないでスピードを80%に落としてみた。けれども違和感が感じれない。疾走感はそのままだ。音程を落としてみても同じ。Diego del Gastorは殆どこの録音と同じスピードで弾いてることになるんだね。

尚且つカンテは普通のスピードで歌っている。ディエゴは倍のスピードで弾いてるってこと。それでいてマッチしてむしろカンテの高揚感を与えているんだね。Mnolito MariaのソレアはPor Buleriaに近いけど、これも良いし、Joseleroも乗ってる。Diegoの高揚感がカンテを雲の上に乗せてるみたいなんだね。

「Diegoはもっとゆっくり弾け」だの散々日本で言われたけど、その時も(皆嘘っぱち)と思って聞いてたけどね。Diego del Gastorがどれだけ疾走感のあるギターを弾くのか?一度聴いてからにしてくださいな。Paco de Luciaの速弾きとは次元が違うものなんだよね。西欧音楽のスピード感とフラメンコのスピード感は違うと思うけどね。でもまぁ今や皆同じなのかもね。

こういうのを聴くとDiego del Gastorが如何に卓越したギタリストだと思う。聴くたびに新しい思いがする。それだけ、まだ自分が解っていない事だらけなんだけどね。poco a poco....

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Pajalito

ガジョに行ったらモンティ(アントニオ)が来てプルーナのトバラも一緒。二人に一杯奢って話うち「これ持って帰れよ」と出された紙包み。「ちょっと大きいけど、旨いぞ」トバラが持って来たらしい。

「でもなぁ家じゃ作ったことないよ」と言うとジェシカと二人でカミさんに丁寧に教えてくれた。スペインじゃ事料理の事となると男も女も関係ない。皆それぞれの方法を持っていてレシピも違う。

で、カミさんが作ってみた。いとも簡単、フライパンにニンニクを炒め塩とビノを入れて投入。蓋をして数分。見た目は普通と変わらない。味は?旨いんだよね。前は骨ごとバリバリ食べれたけど今は自分だけハサミで切って食べた。

実を云うとこれ大っぴらには食べられない物。でもアンダルシアの田舎じゃ誰でも知っている。都会の人間には手に入らない。アンダルシアにじゃ独特の食べ物があるけど、これも一つ。でも日本でもお馴染みだよね。雀の丸焼き。カラコレ、春にはエスパラゴも美味しい。スペインの食べ物全部嫌いだというギタリストがいたけど、そう云うのには関わりたくないな。

美味しいものは一杯あるよ。しかも安いしね。この前食べたボタン海老は絶品だった。今度はアンコウ鍋に挑戦したね。

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2018年1月 1日 (月)

2018 ささやかな お正月

011
明けましておめでとうございます。

このブログを奇特にも読んでくれてる人達に今年も楽しいフラメンコが訪れますように。

大晦日家電気温水器が壊れ水が漏った。日曜日とお正月が重なるので修理は無理だと思ったら、大家のメルセとアルフォンソが来て交換してくれた。その為1日中かかったがやっとお湯にはいれたのは夜も遅くなってからだったけどNo pasa nada.。

大晦日は日本の時と一緒ですき焼き、年越しそば0時には鐘にあわせてウバも12個食べた。

042元旦の朝恒例の初日の出を拝みにCastilloに上る。今年はカミさんも初めて一緒に行った。誰もいなく静か、初日の出が顔を見せるとあっという間に明るくなる。カミさん曰く「初日の出なんて初めて見たかもね」だって。

002
お正月は二人きりなのでささやかな正月料理。マグロのトロ、イカ刺し、サーモンの燻製。野菜の煮しめ、生をゆでた蟹。オベーハのケソ、そして熱燗とお雑煮。見た目ささやかだけど、どれも美味しく自分達にはちょうど良い量で完食。

049
カミさんの要望でお正月らしく日本の時代劇「たそがれ清平」を見る。穏やかで、ささやかな、お正月を過ごしています。

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2017年12月30日 (土)

振り返ると

今年を振り返ってみると、体の痛みしか残っていない。2月にリハビリ運動の途中で左肩を痛めた。暫くすると腰の痛みで起きるのも痛くなった。5月頃が最高でカミさんに集中治療してもらってから良くなったけど、未だに肩と腰の痛みが取れない。こう云うのが歳をとると云う事なんだな。あちこちガタが来はじめている。何をするのもやる気が起きない。無気力に近い。

フラメンコも今年も70枚以上のDVDを録画した。が、印象に残るものはない。皆つまらなくなっている。体が震えるようなフラメンコなんてもう無いのだ。フラメンコ自体力を失ってしまった感じもする。いくら派手に色々くっけたって、素のフラメンコにはかなわない。それが無くなった。

今年はパリ、ミラノ、リスボア、マデイラ島に行った。家族のポルトガルはとても楽しかった。けどもう無理はできないね。

来年はどんな年になるか解らないけど淡々と生きていきたいです。穏やかにモロンで暮らしていけたら、まだ夢の中にいられると云う事です。

みなさん良いお年をお迎えくださいな。

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2017年12月25日 (月)

Navidad

毎年クルスマスイブにエレーナの家に食事に招待される。アントニオもConilから帰って来た。アントニオは前の晩コニールでサンボンバをやったらしい。モロンからPepe Lebronも行ってたみたい。Racapinoも歌ったらしい。行きたかったけどそうもいかない。

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気の置けない友達で、家族ぐるみの付き合い。今年はマグロをコニールから買ってきてくれた。カデス県のコニール、ベヘールはマグロの産地なのだ。冷凍物ではなく生マグロが食べられる。アントニオ達は火にかけて食べるのだが俺たちは醤油わさび持参で刺身で食べる。
ウエルバの卵付き海老も抜群に旨かった。上はマグロのタタキ。アントニオが作った。これも美味しかった。

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特に今回は大トロの部分があった。これが本当にトロトロで絶品に美味しかった。日本じゃ高くて食べられない程だもの。今度はアントニオに聞いて買いにいくつもりです。

楽しかったけどカミさんが風邪気味で早めに帰って来た。翌日カミさんは完全に風邪をひいてしまっていた。

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2017年12月23日 (土)

Esperanza Fernandez

002
買い物のためセビージャに出かけた。Navidaの為Condeduqueの駐車場への道は通行止め。回り回ってCalle Feriaの近くに駐車。此処は前に駐車違反になった所。駐車券を買うのに自分の車のナンバーを入れなければならなくなってるらしい。親切な若い人に教えてもらった。

何時ものセントロの模型屋まで大分歩くことになった。セントロでは球体のイルミネーションがいくつもあり曲に合わせて変わる。流石にセビージャだね。大勢の人。この時期セビージャに来るのは初めてかも。今帆船を作ってるので材料調達に30ユーロモかかった。

コンデの中国屋では日本酒の4合瓶。お正月は熱燗で一杯やるのが楽しみ。

019
セビージャに来て只帰るのもなんだか、でPena Torre MacarrenaEsperanza Fernandezが歌うのでついでに寄って行くことにしていた。ペーニャに行くと早速目を付けられ偉そうなソシオが「お前は録音はだめだよ」だって。「あぁ問題ないよ、しないから。写真はいいんだろ?」「いいよ」前は」こんなことは無かった。此処だけはセビージャでもおおらかだったのに。今やギスギスしてセビージャらしくなってきたね。皆携帯でバンバン撮ってたけどね。本人も。俺は撮らないよ。

会場には父のCurro Fernandez,Carmen Ledesmaも来ていた。

Esperanza Fernandez y Miguel Angel Cortes y  Ana Morares(Baile)
(Petenera,Solea,Tanguillo,Alegrias,Guitarra Solo,Cancion,Marana,Martinete,Siguiriya,Buleria)

最初にペテネーラを歌ったのにちょっとビックリ。(ヒタナがペテネラ?)と思ってしまったからだけど、ヒタノでも歌うのが普通だものね。モロンじゃ無いからね。

025Solea de TrianaからPor BuleriaのスピードでCana,Rafael Romeroのレトラを歌った。Curroがハレオを娘の為に掛ける。後でもバンバン掛けてたね。

035_2此のペーニャでは珍しくマイクを使っていたけど殆ど効果がなく生音に近い。その為カンテがよく聴こえる。Esperanzaはこれまでも聴いてきたけど、殆どフェスティバルで音響をガンガンかけて生音とはかけ離れている。Esperanzaは自分の中ではそう云う音響装置に依存して作品を歌うスペクタクルな歌い手だと思っていた。今回初めて生で聞いたら以外に声量が無いんだけど、やっぱり上手い歌い手だね。セビージャのペーニャのせいかオーソドックスなカンテが多い気がした。それと癖のない歌い手だとも思ったね。中々良かったです。

046でも一番印象に残ったのはCurro Fernandezが歌ったMarineteがとても良かったです。やっぱりフラメンコって古い方が好きだね。特にギターのCortesのお洒落なギターでのカンテはヒタノといえども、もうフラメンコは変わっちゃたんだね、と思う。心を揺さぶる様なカンテじゃなくなったもの。

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Siguiriyaの合間に踊ったAna Moralesはコンテンポラリー ダンスのような気がした。どんな曲でも同じ振り付けで踊っても違和感ないみたいな。それは動画で見たCarmelilla MontoyaのSigiriya見てみたら、同じような振りでもSigiriyaなんだね。AnaにはSigiriya は感じられなかった。

117今年最後に見たフラメンコとしては良かったです。

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2017年12月21日 (木)

忘年会

毎年この時期カミさんの友達を招いて我が家でささやかな忘年会をします。サロンが狭いので10人が限界だ。カミさんはこの日のため前日から準備で大忙し。

イグナシオ夫妻やエレーナ母娘もケーキを作って来てくれた。フニ、マルコ、ヨガの先生と友達、ジョリーはまだモロンに帰れなく不参加だったけどメルセが加わり部屋は一杯。

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エビフライ、魚の煮つけ、ポジョはPollo Andaluzaで2羽焼いてもらった。娘から学んだポテト、ブロッコリー、プチトマテで作ったクリスマスツリー、野菜の煮しめなど。

エビフライは何時も好評で今回は初めて出したタルタルソースも評判が良い。以外だったのはカミさんが自分の為に作った野菜の煮しめが好評であっという間に食べきれ、カミさんは食べられなかった。魚の煮つけも好評だったし、日本食に興味を持つ人もいてよかったね。飲み物は殆ど貰い物のカバで終わってしまった。

それぞれお喋りが進み楽しいかったです。何時もならイグナシオが弾いて歌うんだけど指の爪が割れ血がでていて痛くて弾けなかった。でも無いからといって楽しいくないわけじゃないからね、笑いが一杯あって冗談もでて楽しい忘年会でした。なんだかほっとしています。

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